アコースティックギターの弦は、
エレキの弦と比べて同じ太さでも、張力が強いです。
また、アコギは構造的にも強度が弱いです。
そこで問題になるのが、
弾かない時に、ギターの弦をゆるめた方が良いのか?
と言うことです。
これには色んな説がありますが、
取りあえず、私が実践している方法をご紹介します。
アコースティックギターのトラブルで怖いのが…
ネックとボディのつなぎ目で反ってしまう、
「ネック起き」「ハイハネ」と呼ばれる現象と
ブリッジが浮いてきてしまったり、剥がれたりしてしまう現象等です。
どちらも修理には、結構な費用がかかります。
結論から言いますと、
こういう状態になってしまわないために、弦はゆるめた方が良いです、
ですが!「ぱっと」手にとって素早く弾ける状態の方が、練習する気になりやすのも確かです。
そこで…
私は2種類の弦の太さを使い分けます、
.010~.047と
.011~.052のセットを使いますが、
経験上 .010~のセットはゆるめなくても、
上記のトラブルになった事がありませんので、ゆるめていません、
音量が小さめでも大丈夫なエレアコに張ります。
.011~のセットは、
張力もだいぶ強くなりますので、
弾かない時は、全弦を1音下げています、
これで上記のトラブルになった事はありません。
と言うわけで.010~セット以外は、ゆるめた方が良いと思います。
弦が太くなるにつれて、ゆるめる音程も大きくした方が良いでしょう。
ですが、あくまで一つの方法なので、
この辺は自己責任でお願いします。
あまりゆるめ過ぎると、
ネックが「逆ゾリ」になりやすくなったり、弦が切れやすくなります、。
また、私に弦の張り方のレッスンを受けた人は、わかると思いますが、
いわゆる「リセット」の状態になってしまうので、そこからのチューニングは、
「ちょっと手にとって弾く」には、手間が掛かり過ぎてしまいます。
(弦の張り方一つで、音も、弾き心地も、すごく変わってしまうのです)
エレキギターでも、フルアコ等は太い弦を張る事が多いです。
JAZZのレッスンになると登場してくるフルアコです。
.011~の弦を張っていますが、弾かない時は、半音下げています。
.010~以下の場合は、やはりゆるめません。
*長期間弾かずに置く場合は、.009~でも1音程度ゆるめています。
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