2010年7月22日木曜日

ロック式ブリッジのファインチューナー

熱帯夜です、寝付きが悪いので久しぶりに更新します。

生徒さんが持ってくるロック式ブリッジのギターのファインチューナーは、
たいがい、











…こんな感じにデコボコになちゃってますが、ここまでバラバラになると、各弦のバランスが悪くなります。
注意して実験してみるとわかりますが、ファインチューナーの高さで音色やタッチが変化します。
これは、以前所有していたギターのデットポイント解消の相談をしていた、リペアマンの方との会話で気づきました。

そこで私流ですが、ロック式ブリッジのチューニングの流れを記しておきたいと思います。

1 まず、ヘッド側のロックを解除します。

2 ここで、いきなりペグを回してしまう方も多いですが、先にファインチューナーを揃えます。
写真だと、やや斜めって見えちゃってます(*_*)写真の腕は全然上達しません(-_-;)
*画像検索ですごくヒットしているようなので、撮り直しました(笑。

ネジの半分くらいを目安にすれば良いですが、この時の高さで結構音が変化しますので、
好みの高さを探して見てください。

3 高さを揃えたら、ペグを回してチューニングします。
この段階でなるべく正確にやりましょう!
後でファインチューナで合わせる事を前提にしてルーズにチューニングしてしまうと、
補正時にファインチューナーがデコボコになりやすいです。

4 ペグでのチューニングが終わったら、ヘッド側のロックをします、
この時に出来るだけチューニングしていた状態と同じ状態でロックします。
極端にギターを傾けたりしますと、ブリッジの重みでチューニングが変化した状態で
ロックされてしまいます。

5 ロックした後は、ファインチューナーでズレを補正しますが、
すぐにやらず少し弾いてからにしましょう、
小さいズレならこれで元に戻る事が多々あります。

6 弾いても、戻らない弦は修正します。
この時に多少のデコボコや全体の上下は、あまり気にすることはありません、
ファインチューナーの高さによる音色変化は、ロック前の方が顕著です。

でも、あまりにデコボコが酷い状態なら「1からやりなお~し」です(笑。
慣れればスムーズに出来るようになりますよ。

うまく出来れば、このくらいの補正ですみます、ほとんどいじらずに済む時もありますよ!

ロック式は他のブリッジと比べて手間は多いですが、狂いにくいので最初にしっかりやればその後チューニングする回数は少なくてすみます。




では、おやすみなさい。


JSロックギタースクール